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ジオン注について


痔の手術について

来院された患者様の多くの方は手術をせず、投薬と生活習慣の改善で快方に向かいます。

たとえ手術を要する場合でも、そのほとんどは短時間で終了し、入院も短時間ですみます。

無理な我慢を重ねたり、安易な自己診断をして市販の医薬品などで治療しようとすると、治るものも治らないばかりか、“直腸がん”などの大きな病気を見逃してしまう危険もあります。

手術方法

手術と一口に言っても、多くの方法があります。
肛門疾患の種類、程度、個人差などによって、手術方法の選択を行います。

大まかには、

  1. 切り取ってしまう
  2. しばって、脱落させる
  3. 薬剤を注射して硬く、縮小させる

の方法があります。

それぞれの一長一短があり、より適切な術式を選択するようにしています。

切らない手術、ジオン注について

硬化療法そのものは以前からある物ですが、このジオン注という薬剤が新しく使われるようになりました。

これは、脱出する内痔核にジオン注を投与して痔に流れ込む血液の量を減らし、痔核を硬くして粘膜に癒着固定させる治療法です。

このジオン注の有効成分は硫酸アルモニウムカリウムとタンニン酸というものです。

投与方法

投与方法

まず、肛門周囲に局所麻酔を数箇所行うか、脊椎麻酔をかけて、肛門を閉める筋肉を十分に弛緩させます。
それぞれの痔核に対して、決まったルールで、4カ所

  1. 痔核上側の粘膜下層
  2. 痔核中央の粘膜下層
  3. 痔核中央の粘膜固有層
  4. 痔核下側の粘膜下層

にジオン注の注射を行います。

ジオン注

ジオン注

ジオン注を投与すると、投与後より、痔核に流れ込む血液の量が減少し、1週間から1ヶ月かけて、次第に小さくなり、引き伸ばされた支持組織が元の位置に癒着・固定して、脱出が見られなくなっていきます。

投与後の副作用

肛門の違和感、排便時の違和感、肛門痛、微熱、などが起こることがあります。
また、1年後の再発率は16%です。
この方法の特徴は、入院無しか、入院しても短期の入院で可能なことと、傷をつけないので、痛みが比較的軽度にすむことが多いということです。

では、すべての痔核に対して、このジオン注が有効かというと、そうはいきません。
ジオン注の場合は、脱出する内痔核が対象となり、外痔核成分が多い場合などにはジオン注だけでは症状の改善が認められないことがあります。

そのような場合は、他の手術を追加したり、ジオン注を使わずに手術を行います。
大事なことは、適切な診断と、手術方法の適切な選択です。

痔核の治療法の選択肢が一つ増えました。
今まで時間が無いということで、我慢されていた方には朗報だと思います。まずは、相談してみて下さい。

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